第53回釜ヶ崎メーデー 府・市への要望 まとめ
2022年04月28日 釜ヶ崎日雇労働組合から
特掃の拡充
- 月13日以上就労機会の実現。
- 最低賃金に見合った賃上(5,700円→7,500円)。
- 特掃以外の高齢者向け就労開拓を強化。
特掃登録をしやすく
- 月1回登録を毎日登録へ。
- 建設日雇労働経験要件の実情に応じた緩和。
若年の不安定労働者支援
- 交通費・食費が無い状態から活用できる就労対策を実施。
- 大阪府・大阪市が就労機会・場所を提供。
生活保障のしくみ
- 高齢のホームレス生活者への住居支援(住まいの手当)。
- 住宅扶助/医療扶助の単給(生活保護制度の柔軟な運用)。
- 継ぎ目のない生活保護/特掃との組合せ。
地域の課題にも取り組む旧センター北側施設
- 釜ヶ崎の労働者、生活保護を受けている者、生活困窮者が活用しやすい施設。
- 管理・運営業務から地域の雇用を。
- 不安定居住にある者を包括に支援。
- あいりんシェルターを含めたエリア計画。
先輩たちが残した貯金を困窮している人の支援へ
- 高齢のホームレス生活者への居住支援の財源として活用。
- 不安定居住にある者を包括的に支援しうる入口機能を旧センターに。
新型コロナ感染防止対策の推進
- 高齢・ハイリスク・非定住などに対応できる柔軟なワクチン接種体制づくり。
- 地域医療における土日祝および夜間の発熱者の拡充。
ウクライナ戦争反対!
東アジアの臨戦化阻止!
第53回釜ヶ崎メーデーを成功させよう!
釜ヶ崎の仲間のみなさん!
㐧53回、釜ヶ崎メーデーが直前に迫っている。メーデーの成功に向けて、釜ヶ崎労働者の団結を打ち固めよう。団結し斗う隊俉を、世の中に差し示していこう。
釜ヶ崎の仲間のみなさん!
今年のメーデーの課題の㐧一は、4月24日、ロシアによる侵攻によって始まったウクライナ戦争に反対し、この戦争を拡大・長期化・泥沼化につながる「制裁」や、武器・弾薬などの「援助」に反対し、即時停船を求めていかなければならない。
と同時に、この戦争を利用し、偏狭な愛国主義を煽りたて、東アジアの臨戦化に向けて、戦争への道を突き進む、自・公政権の反動攻勢と対決し、これを打ち破っていかなければならない。
こうした反戦斗争の要は、民衆の団結、連帯の更なる前進であり、又、「沖縄を再び戦場にさせず」反戦・反基地の斗いをねばり強く進める沖縄の仲間との団結だ。 課題の㐧二は、反失業闘争の更なる前進だ。
1990年以降の釜ヶ崎の闘いの軸は反失業闘争であった。
アブレ地獄が深まり、失業が常態化し、多くの仲間が、失業ー野宿を強いられる中、「仕事をさせろ」「野宿はゴメンだ」という労働者の斗いによって「ホームレス自立支援法」が成立し、「特掃」「シェルター」が生まれた。又「生活保護」の窓が広がったことによって、野宿をせざるをえない仲間も大きくへってきている。「特掃」の廻りもよくなっている。
しかし、まだまだ道半ばだ。まだまだシェルターを利用せざる仲間、炊き出しの列に並ばざるをえない仲間も多い。
「特掃」の拡大、若い仲間の仕事の「しくみ」作りは、未来の釜ヶ崎に向けて重要だ。
「センター建て替え問題」もこうした視点から議論を深めていこう。
南半分は、ほぼ決着がついた。北半分の議論を、デマや誤った報道をバラまくのではなく真剣に進めていこう。今日の「出張説明会」もその一環だ。団結した力で労働者・住民のための「新センター」を!メーデーへ!